3. どんな地雷があるの?

「地雷」といっても使用用途によって、様々な種類があります。ここでは簡単にいくつかの種類を紹介します。

対戦車地雷

対戦車地雷は、第一次世界大戦時、ドイツによって、敵の戦車部隊の動きを妨げる目的で使用され始めました。通常100~130キロ以上の重さがかからないと爆発しないようになっているため、人が踏んでも爆発しません。対人地雷と比べると民間人への被害は少ないものの、バスや自動車などが対戦車地雷を踏んで乗客全員が被害を受けるケースもあるそうです。

クレイモア地雷

この地雷は、地雷本体と草木の間に張ったひもに足がかかると爆発する仕組みになっています。中には火薬と約700個の鉄球が納められ、爆発すると地雷の前方に向かって鉄球が放射されます。前方50mが致死範囲とされています。すぐ近くの人間なら、多数の鉄球に襲われ即死もしくは瀕死の重傷、遠くにいた場合でも鉄球が1つ当たるだけで手の切断や失明などの重傷を負います。朝鮮戦争時に大規模な歩兵の攻撃に対応するために作られたものですが、現在では世界中でコピーされているそうです。

跳ね上げ型地雷

この地雷は、人が踏むなど重さがかかると、地雷本体が地面から跳ね上がり、地面から1,2m跳ね上がったところで爆発する仕組みになっています。空中で爆発するため、通常の地雷のように足に被害を受けるだけでなく、胴体や内臓、頭部を襲うことが可能となります。また、車両に乗っている人間にも被害を加えます。

散布型地雷

これは通称バタフライ地雷とも呼ばれます。ヘリコプターなどから空中散布して、設置します。蝶のような形をしたポリエチレン製の本体の中に液体爆薬が入っていて、人が本体を踏んだりつかんだりして一定の圧力がかかると爆発する仕組みになっています。特に好奇心旺盛な子供たちがおもちゃと勘違いし、拾い上げて被害にあうパターンが多く、片手または両手が手首から切断され、顔面や胸部にも被害が及ぶこともあるそうです。

木製地雷

この地雷の特徴はなんといっても、「木箱に入っていること」。草木などにつないだ仕掛けひもに引っかかると爆発します。この地雷はほとんど木でできているので、金属探知機に反応せず、除去活動が困難な地雷と言われています。

参考資料一覧